部屋が青白く沈んでみえる、午前6時の夕方。 すべての輪郭がやわらかく溶け出していく。 たくさんあるのに何もない、はりぼての貴婦人みたい。 ことばと目蓋が落ちてきて、ここはもう崩れてしまった。
傾くそれ 安定性がほしいのです ひっくり返った世界では意味が生じますか? 逆さのおもちゃ箱 がらくたの積み重ね 誰かそれに名前を ここにあるものがすべて 満たされているそれ 零れおちるものは追わないで つくった砂のお城 私にしか価値がない それで良い…
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