発光体

穏やかなそれ

 
それは向こう側
大小の破滅願望 純粋な欲求
切り裂いたそれは何色だった?
あまいにおいは嫌い

朝なんてこなければよかった
白い光に溢れる水 ぜんぶ溶けだしていくね
夜にはまた満ちていく
 
肥えて汚れて萎んでおちていく
こんな風になりたかった?
きれいなままのあの子は止まったままだね
それでも愛して その両手を