発光体

穏やかなそれ

 

君は何をやりたいの?と笑っていた彼女

ばらばらにしたのはだあれ?

校舎裏でひしゃげた花をきれいだって笑った僕はきっとおかしいんだ

 

奪わないと得られないと怒っていた彼女

君には声が聞こえないの?

僕にはずっと聞こえているよずっと

 

回る洗濯機を見つめて将来の話をしたの覚えてる?

僕はもう覚えてないよ 

白いブラウスは汚れてしまったね

もうなにも僕には